「私ども阿佐谷パールセンターの街は、七夕まつりがあったからこそ発展してきたと言っても

過言ではありません。戦後の混乱が続いていた最中に、まだ電気冷蔵庫が珍しい時代、

当然冷暖房装置のない暑い盛りの8月にも、何とか自分たち阿佐谷の街に大勢の人を

集めることができないだろうかと頭をひねって、私たちの先輩たちは日本全国の夏祭り

を視察に行ったそうで、その結果阿佐谷の街には七夕まつりが一番ふさわしい催しだと

結論して、無我夢中で昭和29年に第1回七夕まつりを開催したのでした。」

これは平成15年に発行された「阿佐谷七夕まつり 50周年特別記念誌」の冒頭部分からの抜粋です。

阿佐谷七夕まつりの自慢は、第1回目から続く商店主達の手づくりはりぼて飾り。

その年ごとに流行とアイディアの詰まったはりぼてが商店街を飾ります。

   
  
  昭和29年の記念すべき第1回から昨年(平成24年)の第59回まで、
組合に残された記録から、作り手の個性が光る100作品を選びました。